2012年12月31日 (月)

あっという間に大晦日

Photo
大晦日、我が家のオカメインコ王子のゲージを
たわしでガシガシ洗って、仕事納めであります。
心なしかピカピカしてる「我が家」に、王子もご満悦の
ようなので、良きこと良きこと。

そして、いつもならスキー場で迎える年末年始も
今年は、自分ちでボーっと、紅白見ながら年越しです~
あーなんだか、あっという間の1年だったなあ。

2012年12月26日 (水)

まさに、琴線にふれるとはこのこと

Nakasora
今年最後の展覧会は、国立国際美術館の
「宮永愛子 なかそら」展の再訪問でした。

あいちトリエンナーレで出会ってから、念願の個展!
やっぱり、心揺さぶる作品だったなー
微かなナフタリンのにおいが、なんだか懐かしいような
古い記憶を呼び覚ますような。

ナフタリンが昇華していき、その姿を消していく作品。
けれど、宮永さんの言葉を借りれば
「『消滅するアート』ではなく、時間を経ながら結晶へと
移り変わる『変成するアート』」
ああ、それこそ記憶が昇華し、思い出に変わる様。

そして、展覧会のタイトルとなっている作品。
闇に光る蝶のモチーフの、なんて妖しく、美しいこと!!
夢見心地になって、架空の森を彷徨うように楽しんだ。

今年で一番魅了された展覧会かもしれないー!
美しく繊細で、物語を感じる作品は、「琴線にふれる」
という言葉がぴったり。

2012年12月25日 (火)

「月とスイートスポット」

ヨーロッパ企画第31回公演「月とスイートスポット」
(2012.12.21~23 シアターBRAVA!)

12_212月22日夜

2012年の締めくくり
観劇最後の作品は・・・

ヨーロッパ企画!と
なりましたー

まったりと
閉幕してゆきます~

気ぜわしい年末に先駆けて
しばしのほっこりタイム。
なかなか良い感じの選択ですな。

ヨーロッパ企画版アウトレイジ?と
思いきや・・・まさかのSF展開!?
切羽詰まった状況で、変わらぬマヌケっぷり。
前回、ロベルトの疾走感とはまたちがう
ラスト、ちょっぴりしみじみしちゃうところなんか
冬の公演らしく、よかったわー。おもしろかったー。

酒井さんのアクシデントもあり
アフタートークも盛り上がった。という
楽しいおまけ付き!

うーん。それにしても・・・
シアターBRAVA!の座席は見づらい!!
大阪で最悪かも・・・sweat02
座席数を減らしても、ストレスのない座席と
演劇のためのステージをもった劇場に、改装!とか・・・
もともと仮設劇場なので、いっそのこと立て直し!
なーんて・・・ないよねーそんな事sweat02

さて、これにて2012年の観劇も終わり。
今年は・・・諸事情により観劇数がぐっと減り
いつもの半分程・・・12作品(15公演)となりました。
その半分が蜷川演出作品、なんか偏った感じだったなあ。
一番インパクトがあったのは、野田地図「THE BEE」。
思いのほか、よかったと思ったのは「海辺のカフカ」かな?
(カフカは、舞台演出もよかったからなー)
見逃した作品は、結構WOWOWで補填しました 笑

2012年12月24日 (月)

「ボクの四谷怪談」

「騒音歌舞伎 ボクの四谷怪談」
(2012.10.19~22 森ノ宮ピロティホール)

1210月20日夜
10月21日夜

うそかほんとか
橋本氏が
28歳の時
1日で書いた
脚本・・・らしい

いやはや
めちゃくちゃです
蜷川さん、攻めてるなー

四谷怪談であって、怪談ではなく~
まさに「ボクの」物語だった・・・
(となりのご婦人は、こんなの四谷怪談じゃない!!
と、えらくご立腹だった・・・ハハハ)
歌が始まると、ひざカックンだし
やけくそか!な展開に、口ポッカーンなのだけど~

もう、3場あたりになるとなんというか
ちゃぶ台ひっくり返し具合というかぶんなげ具合が
しょーがないなあーー。と、ある意味
ほほえましくなっちゃう、この摩訶不思議感。
「僕らはみんな死んでいる~」の大合唱では
ええじゃないかええじゃないか。と、妙な感動が・・・
よくわかんない感想だけど。

でもね。悩める伊右衛門くんの気持ち・・・
ちょっぴり、思い当たる節が。28、9・・・30歳前
なぜだか、とても、非常に、あせっていたのです。
今となっては、なんであんなにあせっていたのか
よくわからないのだけど。
周りの友達に比べて、何者にもなっていない自分。
漫然と目先の仕事をこなしているだけの自分。
もっと、やるべきことが!やるべき仕事があるのでは!
かといって、結婚もしてない!子供も産んでいない!
人より、一歩も二歩も出遅れているー!きゃー!!
と、無駄にジタバタもがいていたあの頃。(遠い目)
って、芝居と関係ないよー。

2012年12月20日 (木)

「トロイラスとクレシダ」

蜷川幸雄演出「トロイラスとクレシダ」
(2012.9.7~10 シアター・ドラマシティ)

12_109月8日夜

どうしちゃった?
シェイクスピアさん

なんかこう
いやなことでも
ありましたか?

登場する女性が
ことごとく
ひどい扱いなんですけど・・・
いや。
女性だけじゃないか
ギリシャ神話の英雄たちも
なんだか身も蓋もないよ?これ
まあ、オールメールシリーズで演じられる男前達は
喜劇にしろ悲劇にしろ、恋にトチ狂ってるんだけどね。
愚かで滑稽な男たちと生きることにしたたかな女たち
ちりばめられた様々な悲劇。(真の悲劇はカサンドラだなあ)
シェイクスピアの筆はどこまでもシニカル。
うーん、皮肉がきいてて結構好きな感じなのだけど
おもしろさでは、アフタートークの松岡和子さんが一番 笑

さて、私好みのおじさま達の老練な芝居にニヤニヤしつつ
横田さんもいつの間にかベテランチーム。
若手俳優さんも、がんばっているなか・・・
今回の私の楽しみは!
めちゃデカい~めっちゃ男前~めちゃめちゃええ声~♪
蜷川作品お久しぶりーの、星さん~♪
期待を裏切らず、ビジュアルも芝居も突き抜けておりました。
BL設定にはちょっとびっくりしたけれど。

2012年12月 7日 (金)

「しみじみ日本・乃木大将」

蜷川幸雄演出「しみじみ日本・乃木大将」
(2012.8.2~5 シアターBRAVA!)

12_98月4日夜

いやあ~
しみじみ・・・

演劇って
本当に
いいもんですね。

しみじみしみじみ

毒はソフトながら、役者には芸を要求する
今回も相変わらずの井上作品。
役者さん達の芝居合戦。
見てる方はとても楽しいけど、やる方は大変?
・・・なんだろうけど、それすら楽しんでイキイキ
はしゃいでる大人たちを見てると楽しさ倍増!
ってなもんです。

名前だけは知っていた、乃木大将。
ふむふむそうだったのかと、またもや勉強になり
これでもかの、ややしつこい笑いは井上節。
笑いながらも、ん?これって?と、ちょいとひっかかる。
またもや、よき芝居であったなあ。

「海辺のカフカ」

蜷川幸雄演出「海辺のカフカ」
(2012.6.21~24 シアターBRAVA!)

12_86月22日昼
6月23日夜

古い博物館の
これまたレトロな
陳列ケースに
収まった風景
そんな感じの
舞台には
過ぎ去っていった
15歳の思い出を
そっとガラスケースに
閉じ込めて眺めるような
ノスタルジーを感じてしまうのは
その季節を遠く離れてしまったからなのね。
行きつ戻りつ自由自在な小説世界を
上手く表現しつつ、とても美しい舞台演出です。
そして・・・
そこにいたのは確かに15歳の少年だった!
小説のカフカ君は、出来すぎなくらいな理想の男の子で
「世界でいちばんタフな15歳の少年になる」と、家を出る
決意した時にはもう、タフな少年だった感じなのだけど
舞台のカフカ君は、俳優さんの初舞台の緊張も相まってか
どこか頼りなげで心もとなく・・・ぽつんと舞台に佇んでいた
姿が印象的だったなあ。
そんな彼が、旅に出、出会い、経験し、運命に翻弄され、
抗い、受け止めてゆく。
胸が苦しくなるほど、愛おしい少年だ。
旅の終わりに、やさしい霧雨に包まれる彼の姿を見て
本当に心からほっとして・・・。それから、本当の意味での
タフな少年となる、さらに大人への旅立ちを見送った。

少年の成長を追ったすばらしい舞台だったけれど
この作品に欠かせない、彼を取り巻く様々な登場人物も
これまた、すごくよかったのです。
これから小説を読み返すときにはもう、ナカタさんの
ビジュアルは、木場さんだろうし
星野くんを演じた高橋さんや、もちろん田中裕子さんも!
役者さん皆とてもよかったのだけれど!
なんといっても!この作品世界の要ともいえるキャラクター
カーネルおじさんとジョニー・ウォーカー!!
ものすごい存在感だったー。
いやもうすばらしかったのです!!

そういえば、この作品の上演台本がアメリカの脚本を
翻訳したもの。というのも、なんだか村上春樹っぽい?
様な気がする・・・

2012年11月30日 (金)

エル・グレコすごい

先月、神戸市立博物館に「マウリッツハイス美術館展」を
見に行ったので、16~17世紀の西洋絵画ずいています
(?)
確かに真珠の耳飾りの彼女は、とってもきれいだったけど
「エル・グレコ展」ですよ。

「~美術館展」なんかで、よく1、2点リストに入ってるし
なんだか知っているつもりだったけど・・・
宗教画はピンとこないなあなんて思ってたけど・・・
なんだーー!!??
ゆらめく構図。シンプルな色彩でインパクト大ー!
躍動する筋肉は、ミュージカルのダンサーかのポーズ!
そして、キリストにピンスポ、バーン!!

教会で、これを見る心清き人は、キリストすごい!
と、なるんだろうけど。
国立国際美術館で、これを見る私は
エル・グレコすごい!笑(この、“笑”が、ポイント)

強烈インパクトな祭壇画だけではなく
衣装の織物の地厚感までつたえる、精緻な筆致や
モノクロームのような肖像画も、とてもよかった。
見ごたえある展覧会だったなーー。(意外だったなあ)

2012年11月26日 (月)

「THE BEE」

NODA・MAP番外公演「THE BEE」
(2012.5.25~6.3 大阪ビジネスパーク円形ホール)

12_75月31日夜

日本語バージョン
ついに
生観劇(?)

そして
久々
大阪公演!

そしてそして
久しぶりに
ボディに重いパンチ
もしくは
鉛を飲み込んだような?

初演の「THE BEE」は、見に行けなかったのだけど
テレビの放送を録画しては、あったのです。
けどー。
なんとなく見ないまま、今回の観劇となってしまったー。
初演を確認したい気持ちと、映像でじっくり見る勇気と
今だ、葛藤しております。

本当に怖い。
もともと持っていたのか、狂気が生んだか
あふれ出るような残酷さが怖い。
狂気が日常に組み込まれていくさまが怖い。
子供の指を折る、あの軽いポキッという音が怖い。
尾藤イサオの「剣の舞」が、怖い~~。

濃密な役者の芝居と、すばらしい演出で打ちのめされ
吐きそうになった帰り道、やっぱり番外公演はおもしろい
と、実感したのだけれど・・・。
英語バージョンを見に行けなかったのが、無念~。
野田氏からの手紙で、気持ちは逸ったんだけど
お金と時間が・・・
ああ、貴重な演劇的体験を不意にしたわ。
ビンボー暇なしって、一番悲しい。

「百年の秘密」

ナイロン100℃「百年の秘密」
(2012.5.26 シアターBRAVA!)

12_65月26日夜

今度の作品は
翻訳劇風。

家族のクロニクル
女同士の不思議な
関係をケラ風味で。

相変わらず
いい感じのタイトルバックとか
死んでなお物語る女中とか
一家をずっと見守ってきた大きな木とか
わくわくするアイテムが、うまい事散りばめられ
ささいな悪意。ささいな嘘。ささいな悲劇。
家族の悲劇も、家族の悲しみものみこんで
時ともに代をかさねる一家の運命と
友情か愛情か憎しみか、女たちのその関係
淡々と、けど過不足ない物語を、楽しんだ。

少女たちの「秘密」も、ささいな事だったけれど
なんだか、「つぐない」という映画を思い出した。

そういえば、ナイロンといえば・・・
藤田秀世さん演じる「嫌な感じの男」
ツボかもしない・・・。
もうーものの言い方、態度が本当に本当に
ムカムカするほど嫌ーな感じなのだが。
出たー!というのか、キター!というのか・・・。